2017年10月に同じタイトルの記事を作成してから早5年。当時の記事には「東京には1,000戸を超える大型タワーマンションが10棟以上」と記しましたが、2017年以降も湾岸エリアなどを中心に、300戸クラスのマンションから4,000戸を超えるものまで続々と建設されています（300戸も十分大規模です！）。

そして、現在公開されている情報を見る限りでも、東京23区では向こう5年ほどで1,000戸を超える超・大規模マンションの数が20棟を超えると予想されます。

今回は、2023年3月現在の東京23区内のタワーマンション総戸数ランキング BEST５と、ここ1～2年以内に新たに登場する注目の大規模マンションについてもお届けしていきたいと思います。 では、早速総戸数ランキング第１位から見ていきましょう。

第1位　THE TOKYO TOWERS（ザ・トーキョー・タワーズ）　2,794戸

〇所在地　 東京都中央区勝どき６丁目

〇シータワー地上58階建 ミッドタワー地上58階建(2棟)　〇竣工　2008年1月

勝どきに2008年に完成。竣工からこれまで総戸数1位の座に君臨し続けてきた、東京を代表すると言っても過言ではない2,794戸のメガツインタワーマンション。

第2位　ワールドシティタワーズ　2,090戸

〇所在地　 東京都港区港南４丁目

〇アクアタワー地上41階建 キャピタルタワー地上42階建 ブリーズタワー地上43階建 (

3棟)　〇竣工　2007年10月

港南エリアの中でも随一の戸数を誇る3棟の大型マンション。天王州アイルから徒歩6分の利便性に眺望の良さなど、地域のランドマーク的な圧倒的な存在感を放っています。

【NEW RANK IN】第3位　シティタワーズ東京ベイ　1,539戸

〇所在地　 東京都江東区有明2丁目

〇ウエストタワー地上32階建 セントラルタワー地上33階建 イーストタワー地上33階建(3棟)

〇竣工　2019年7月

誕生とともに、かつて豊洲や東雲に比べて商業施設が少なかった有明エリアから、地域の利便性を高める様々な施設が増え、より賑わいや交流が生まれるエリアに変貌しています。

第4位　アーバンドック　パークシティ豊洲　1,481戸

〇所在地　 東京都江東区豊洲２丁目

〇A棟52階建　B棟32階建　C棟7階建（3棟）　〇竣工　2008年4月

「ららぽーと豊洲」から直結のタワーマンション。湾岸エリアの大規模マンション騰落率ランキング（※）では2020年時点で53.2％とその人気は衰えていません。

※出典：マンションレビュー

【NEW RANK IN】第5位　ＤＥＵＸ ＴＯＵＲＳ（ドゥ・トゥール）　1,450戸

〇所在地　 東京都中央区晴海3丁目

〇イーストタワー地上52階建 ウエストタワー地上52階建（2棟）〇竣工　2015年9月

勝どき駅から徒歩9分という好アクセスと、スパやラウンジ、ジムなどの施設内共用施設の種類が近隣のタワーマンションよりも豊富であることがウリのハイスペックマンション。

ちなみに、惜しくもBEST5圏外のマンションとなったのは
・勝どきザ・タワー　1,420戸（勝どき）
・東京フロンティアシティ　1,313戸（南千住）
・富久クロスコンフォートタワー　1,231戸（新宿御苑）
などがあります。

2024年以降も続々！注目の湾岸エリアに登場する大規模マンション

湾岸エリアを中心に、大規模マンションやタワーマンションの建設ラッシュはまだまだ止まりません。2024年以降に入居が始まる主なものを見ていきましょう。

HARUMI FLAG（晴海フラッグ）　5,632戸

〇所在地　 東京都中央区晴海5丁目503番(地番)他

〇SUN VILLAGE　7棟　PARK VILLAGE　7棟　SEA VILLAGE　5棟PORT VILLAGE4棟（賃貸）〇竣工　2023年より順次予定

東京オリンピックの選手村跡地に誕生する、晴海エリアのビッグプロジェクト。東京ドーム約3.7個分の敷地内に商業施設、学校、保育施設などのほか、分譲住居棟19棟を配置し、うち2棟が地上50階建てのタワーマンションに。分譲エリア（分譲総戸数4,145戸）は2024年以降より徐々に入居が開始予定、分譲・賃貸を含めると総戸数は5,632戸を誇る規模となります。

パークタワー勝どき　2,786戸

〇所在地　 東京都中央区勝どき4丁目1500番地（地番）他

〇ミッド棟45階建 サウス棟58階建（2棟）〇竣工　2023年8月予定

勝どき駅直結の商業・住居複合大規模再開発となる街づくり事業「GRAND MARINA TOKYO」内に建設されるパークタワー勝どき。ミッド棟・サウス棟2つのタワーマンションの総戸数は2,786戸、入居開始は2024年4月以降を予定しています。近隣には先述したTHE TOKYO TOWERSとDEUX TOURS、HARUMI FLAGもあり、更に活気あふれるエリアとなることが予想されます。

他にも、
・グランドシティタワー月島　1,285戸　2027年入居開始予定
・三田ガーデンヒルズ　1,002戸　2025年4月入居予定開始予定
などをはじめ、今後も1,000戸を超える大規模なタワーマンションの建設が予定されています。

1～2年後には今のランキングの順位がひっくり返ってしまう勢いの都心部ですが、このマーケットは新たなビジネスチャンスを生み出すものとして、今後も目が離せないエリアとなりそうです。

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